「サーティーン あの頃欲しかった愛のこと」(2003)



安売りの際に購入していたDVDをようやく鑑賞。
思春期の少女が変化していく中で、家族や社会との間で発生する摩擦。。
プロダクション・ノートを見てみると、この映画に出演もしている、実際にその年代の少女が脚本にも参加して、現代の少女たちの生き方、考え方をとりいれてるとのこと。
しかしながら10代の少女に関するルポルタージュ的映画としてみるよりは、それらを知ったうえで、彼女らの不安定さ(あるいは不安定に見えている姿)をどのように描いているかに注目する必要があるかもしれない。
なぜなら結局は監督もすでに思春期を過ぎている訳だし、それらの話を聞いて何かを感じたから、この物語を映像化するエネルギーを得たのだろうから...
ちなみにかなりこの映画とは違って軽いストーリーになるが、設定も似ていて、アメリカではなくスウェーデンで、同じように女性監督が描いた思春期の少女の物語ということで「Hip Hip Hora !」(2004 Teresa Fabik)と比較してみると面白いかもしれない。


女性中心の物語の映画に登場する男たちは、なぜにこうも無力で情けない人たちばかりなのだろう...



<参考>