ジャン・ルーシュ Jean Rouch

先日何も知らずにバカンスあけに出席した授業 "Jean Rouch : Divers Aspects de Son Influence" がいきなり試験。
せっかくDVDまで購入していたのに、全く準備していなかったので半分投げやりで受けてみたらなんと13点獲得。
確かに出席率はよかったし、適当なことでもある程度は書き込んだのだが...
そういうことを鑑みても10点というのならまだわかるが、あとの3点はいったい。
というわけで、自分の書き込んだ内容を検証すべく、ジャン・ルーシュの映画を再度鑑賞し直す。

  • 「Tourou et Bitti」(1972)
  • 「La Chasse au lion à l'arc」(1967)
  • Jaguar」(1967)
  • 「Moi, un Noir」(1959)



なん度観ても後半の2つは、ドキュメンタリーともフィクションともつかない何ともいえない魅力があるが、その辺の問題に関してはいまだに自分が理解できてない言葉がいくつかある。
"Cinéma Direct"、"Ciné-Transe"、"Ciné-Plaisir"、"Ethno-Fiction"などなど。
これはもう一度勉強し直す必要がありそうだ。
それにこの人の専門が資料によっては「文化人類学」だったり「民族学」だったり,,,
そもそも文化人類学民族学の違いってなに?
そういえば「民俗学」っていうのもあるね。
フランス語だとそれぞれ「文化人類学 anthropologie」「民族学 ethnologie」「民俗学 folklore」にはなるようだが,,,
というわけで辞書で調べてみることにする。

文化人類学
人類の社会・文化の側面を研究する学問。生活様式・言語・習慣・ものの考え方などを比較研究し、人類共通の法則性を見い出そうとするもの。
民族学
諸民族の文化の特質を歴史的に、あるいは他文化と比較して研究する学問。人類学の一部門。エスノロジー
民俗学
民間伝承の調査を通して、主として一般庶民の生活・文化の発展の歴史を研究する学問。英国に起こり、日本では柳田国男折口信夫(おりくちしのぶ)らにより体系づけられた。フォークロア

民俗学が他の2つと違うのはなんとなくわかるが、やっぱり文化人類学民族学の違いはよくわからん。
10数年前には文化人類学の講義を履修していたはずなのに,,, やっぱり4、5回程度の出席じゃ理解できるはずもなし。波平恵美子先生ごめんなさい。
この辺のこともジャン・ルーシュとあわせて調べていくことにしよう。。

結局、試験になぜ受かることができたのかはわからずじまい。