Ressources humaines (1999)

Ressouces humaines (1999)




引きこもり生活の中でも映画は見続けられますが、予想外に見応えのある映画を久々にみました。








30年工場で働いている父親の会社の人事部にスタージュにいって社長に働きを気に入られた若者が、あるとき自分の父親がリストラされる社員のリストに入ってるのを知って組合の活動に加わるという話なんですが、ストーリーのメインは黙々と単純労働を長年続けてきて組合活動とかからは無縁の父親と組合活動に目覚める息子の関係とか、大勢のためになると思ったことで家族の中で孤立を招くとか、、、そんな感じです。
そんな話の中で、35時間労働の問題とかフランスの団交やストの様子とかがみれて、なかなか刺激的でした。
La Haine (1995) とはまた違うフランスの現代の問題を扱った映画と言うところでしょうか。(まあこの辺の問題はフランスには限らないでしょうが・・・)


話の内容とか映画の展開とかかなり地味だし、俳優とかも素人風なので日本では劇場未公開は当然だろうと思っていましたが、CSのシネフィル・イマジカで放映されてたようです。


日本ではなかなか難しいでしょうが、機会があったらぜひ見てほしいです。





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