現在思案中・・・ 「L'Annulaire」(2005)


フランスの書店で日本文学のコーナーを覗いてみると、村上龍村上春樹の小説と並んで、小川洋子という人の著作を多く見かける。著作を読んだこともないし、文学にはあまり詳しくないので、この人がどんな小説を書いているのかはわからない。日本を出て初めて知る日本のことも多い。フランスに来るまで全く知らない名前だったのだが、この人も外国で知った日本の有名人の一人。若手の作家にもかかわらずこれだけ多くの著作がフランス語に翻訳、出版されているのだから、よほど彼女の小説はフランス人にウケているのだろう。ヨーロッパの他の国でも同様なのだろうか。。



stupeur et tremblementsこんな感じでこの2年ほど小川洋子という人がずっと気になっていたのだが、フランスでは小川洋子原作の「L'Annulaire」という映画が来週公開になる。フランス人になぜウケているのかを見極めるべく、これを機にこの映画だけでなく小川洋子作品にもぜひ触れてみたいと思うのだが、昔の角川映画のキャッチフレーズのごとく「読んでから見るか、見てから読むか」悩むところだ。。。


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