いろいろ観たい!

毎日新聞


デジタル映画:事業モデルを官民が共同研究へ
http://www.mainichi-msn.co.jp/it/solution/news/20050601org00m300063000c.html


フィルムではなく、デジタル映像で作成された「デジタル映画」の事業化についての研究に、総務省やNTT、東宝東映、松竹などが6月から官民共同で乗り出す。デジタル映画は、全国の映画館にインターネットを通じて全編を瞬時に配信でき、フィルムのコピーや郵送といった「配給」の費用が軽減される。米国では、公開中の人気映画「スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐」が採用するなど、実用化が進み始めており、国内での導入に向けた課題を年度内にまとめる。(...)


いろんな情報がデジタル化して行く中で、映画はいまだにフィルムでの上映によるもの。。。いまの世の中では規格化とかがうまく進められなかったりすることは予想できるが、専門家によると、まだまだデジタルの画質はフィルムのそれにはかなわないという意見もあるようだ。


でも映画を観る立場からすれば、この記事にもあるように《「配給」の費用が軽減される》というのが、《映画入場料の値下げ》につながってくれないだろうか、、と個人的には勝手に期待してみたりもする。
この入場料金、日本では1800円、フランスでは600〜800円ぐらい。全体的な物価の違いから一概に比べられるものではないと思うが、映画をメディアとして考えて書籍類、衛星放送の受信料、インターネット接続料などの料金と比較してみると、日本はやっぱりかなり高い印象を受ける。それと、最近では夜の回の上映は割引サービスとかがあるようだが、全国一律というのも気になるところではある。。
映画興行システムの違いとかもあるんだろうなぁ・・なんて、ない知恵を絞ってみたところでどうにもならないが、専門家や業界の人に、そのうち聞いてみたい疑問のひとつ。。


まあ将来デジタル映画が実現して配給にかかる経費が下がったとしても、どうせコケた映画の赤字分を埋めるのに使われるだけなんだろうから、それならそれで、いままでコケるのが怖くて配給に踏み切れなかったりしたような映画も、日本で観れるようにしてほしいものだ。結局観客は、配給会社から与えられるものを観るしかないのだから。。。