カンヌ映画祭の審査結果説明(2)

というわけで公式に発表されている内容についてはまだ未読であるが、Yahoo!ニュース - FLiXの記事の中で少し気になることが...

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050523-00000013-flix-ent(再掲)
(...)トミー・リー・ジョーンズの『メルキダス・エスカラーダ』(原題)に関しては、女性記者から「暴力的で、こんなマッチョな男の話の映画をサルマ・ハエックや(作家の)トニ・モリソンのようなかたがたが支持するなんて信じられない」と言った質問も飛び出したが、それに対してクストリッツァ監督が「これは米国とメキシコの国境を舞台にした話で、この地域に住む人たちの生活が両国の文化に影響を受けて暮らしているかをきちんと描いている作品だ」と反論。ハエックも「バイオレンスのことを言うけど、この映画で人が銃で殺されるシーンがあるのは1回だけ。しかも、それは過ちから起こる殺人なのよ」と熱弁を奮った。(...)

この女性記者がどのような意図でこの質問をしたのかわからないが、ずいぶん乱暴な質問をするものだ。
まさか「すべての女性は暴力シーンを否定するべきだ」という信条の下で質問したわけでもないだろうが、この記者が女性審査員たちにたいして持っていたイメージとずいぶん違うものだったのだろうか。
もしかしたらわざとこういう質問をして、女性審査員の反応を見たかったのかもしれないし・・
この辺はジェンダー論とかセクシュアリティ論とかの問題になりそうな気もするし、専門の人がどこかでなにかコメントしてくれるのを期待しながら待ってみることにする。
しかしハエックの反応も考えもの。「この映画で人が銃で殺されるシーンがあるのは1回だけ。しかも、それは過ちから起こる殺人なのよ」...
これって、、どうなんだろう。