メディアの変遷


生まれてから数えること17回目の引越し。べつに親が引越族なわけではなかったのだが、一人で生活するようになって、やたらと引越しを重ねてしまった。
荷物をまとめているときにあらためてよくわかるのが、自分が普段どんな生活をしているかということ。東京で最後に引越しをしたときには、書籍とCDだけで120箱にもなってしまっていたが、ほとんどそれらを処分して、スーツケースひとつで海外に来たにもかかわらず、今回の引越しでは、書籍とDVDで10箱程度はいくと思われる。相変わらずの内容だが、CDがDVDに変わっているところがミソ。


大学にはいるために実家を出たときにはまだCDなんてモノは存在していなかった。大量のアナログ盤(ヴィニールって言うの?)を抱えて引越ししていた頃が懐かしい。就職して東京に出た頃には、タワーレコードでもアナログ盤とCDが半々の割合で打っていた頃で、まだたいした量のCDは所有しておらず、10数枚のCDとともに引越ししていた。
東京で引越しを重ねていくうちに、所有するCDの数が恐ろしく増え、確か500〜600ぐらいは行っていたと思う。実を言うとそれとは別にレーザーディスクも100枚ぐらいあったかな。。ビデオカセットもときには4、5箱あったと記憶しているが、こちらの方は引越しの度にちょこちょこ処分していたので、驚くほどには増えなかった。


そんでもって日本を離れるときにそれらのほとんどを処分したわけだが、その頃にはDVDはまだ出たての頃で、数枚しか所有していなかった。それが今となってはこの量にふくれあがっている。音源の方は、これがまた最近はMP3なんてモノ(まあいくつかはAACなんですけど・・)で所有してiPodなんかで聴いたりするものだから、所有している曲数は以前と変わらずとも、引越しはかなり楽になった。これを考えると、映像メディアの方も当然DVDが最終形態ではなく、もっと手軽に持ち運べるものになると思われ、、、引越しがもっと楽になるかな?


ところで、、、よくよく考えてみると紙媒体(書籍類)は相変わらずの勢いで増え続けている。ほかのメディアが変わってきて、《本の未来》も憂慮されている中、依然としてこの状態である。恐るべし。。。


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