支那パンツでトラブル


朝からYahoo!ニュースをぱらぱらと見ていて妙な見出しを発見。


「チノパン 払い戻しでトラブル」


チノバン買って帰ったけどほつれたところを発見して、不良品として買い戻してもらおうとしたけど販売店ともめてトラブル・・・みたいなモンかと思ったが、、、なんのことはない、以下の二つの記事の見出しが上下に並んでいて、さらっと流し読みしていた際に見間違えただけのことだった。。


センバツ 払い戻しでトラブル
チノパン、盛大な結婚披露宴


ところで自分でもよく使っているこの「チノパン」という言葉であるが、《チノクロスのパンツ》ということまでは知っているのだが、チノクロスっていったいどういうもの?
そんなわけでちょっと調べてみる。。


チノ(chino)
主としてカーキ色の綾織綿布の事、アメリカ陸軍が作業服用の布を中国から買い入れた事から「チノ」と名づけられた。


綾織り
折り目が斜めになった生地の総称でジーンズ地も含まれる。右肩上がりが通常で正綾、左肩上がりを逆綾と呼ばれる。



なるほど。。服飾関係の家系に育ちながら、こんなことは知らなんだ。。
「チノパン」とは「支那パンツ」のことだったのね。





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これがわかったときにふと思ったのだが、日本ではこのお隣の国のことをみんな「中国」と呼ぶし、「支那」という言葉は最近ではほとんど聞かない。英語では《China》、フランス語で《Chine》、ドイツ語は《China》、さらにスウェーデン語でも《Kina》。。「秦」の名に由来するといわれるこの呼称で、日本でもかつては支那と呼んでいたのだが、今ではほとんどの人が「中国」と呼んでいる。
どうも調べてみるといまでは「支那」は差別用語になっているらしい。ふむふむ。。


【参考】


差別用語がどのように作り上げられるのか(ある言葉がどのように差別用語として呼ばれるようになるのか)、なかなか興味深いところである。性差別や少数派差別なんかとも関連ありそうだし、これからの研究課題にいれておこうと思う。。


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