ショックを引きずった?



グルノーブル大黒、最速ベンチ入り

 【グルノーブル(フランス)14日=西尾雅治】グルノーブルFW大黒将志(25)が、14日(日本時間15日未明)のアウエー、ラバル戦ベンチ入りが決まった。当初は20日ギャンガン戦でデビュー予定だったが、13日に大黒の出場登録が完了。初練習後に大黒に遠征帯同が伝えられた。
 グルノーブルは8日のフランス杯で強豪リヨンに0−4で完敗した。そのショックを引きずるように11日のバレンシエンヌ戦も2−3で逆転負けで、暫定順位ながら昇格圏内の3位に勝ち点12差の11位。そんなチーム状況を変えるために、大黒が必要だった。「カンフル剤になるだけの力を持っている。溶け込もうとして準備はできているから、出られるなら残しておく必要はない」とグデ監督は話した。
 ねんざした右足首のリハビリを完治させることを優先して、大黒は8日の到着後から別メニュー調整。グラウンドでは約1時間しかチーム練習に合流していない。「ベンチに入るなら、もうちょっと早く言ってほしかった」と本人もさすがに苦笑い。だが、期待の大きさは分かっている。「試合に慣れるためには、早く出られる方がいい。残り18試合なんで、悠長なことも言ってられない」と表情を引き締めた。
(日刊スポーツ) - 1月15日9時54分更新


日本にいたときもスポーツ新聞の記事を真剣に読んだことはないが、ネット上で妙に気になる記事を発見した。
大黒選手が日本人が経営するフランスのクラブに移籍したということで日本のメディアは盛り上がるのだろうが、みんながあまり知らないからといってこんな記事書くのもどうかと。。。


まず見出しの「・・・最速ベンチ入り」というのが、どういう意味で《最速》なのか不明確で。。日本人選手の海外移籍したときの最速記録なのだろうか。これまでの日本人選手の海外移籍について細かくは知らないが、最速というからには何を基準にそういうのかはっきりしてもらわないと、最速の価値がどのぐらいのものか明確でないと思う。移籍契約を済ませて2,3日後に試合に出場した選手なんてたくさんみたことあるし、、、やはり日本人選手のなかでということなのかな?


「そのショックを引きずるように11日のバレンシエンヌ戦も2−3で逆転負けで・・・」
バレンシエンヌというクラブはナシオナル(3部)から昇格したばかりのシーズンなのではあるが、シーズン当初から堂々と昇格争いを演じていて、リーグ2優勝もいけそうな雰囲気のクラブである。いくらホームとはいえ、グルノーブルが簡単に勝てるとも思えないし、後半25分あたりまでリードしていたうえに、もともと得点力の低いこのチームが強豪相手に2点も取れた(今シーズンわずかに3回目)ということでは、かなり健闘していた部類に入るのではないだろうか? ショックを引きずっていたというより、どちらかといえば《上位相手に健闘するも、格の違いを見せつけられて力つきた・・》といった方が良いような気もするし、記事かいた人がほんとに取材とか調査とかした上で、この試合を観戦して書いたのか疑問に思えてしまう。


まあこういう表現の方が読者にはウケるのかもしれないし、その辺の判断はメディアの専門家にお任せします。


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