Une femme à sacrifier
テレビで小沼勝の生贄婦人(1974)をやってました。
20時40分からという、こちらのゴールデンタイムで放映。まあ数日前に書いたケーブルのチャンネルでの放映で「Interdit aux moins de 16 ans(16歳以下視聴禁止)」ではありましたが、それでもこの時間帯での放映ということは、いちおう本日の目玉映画だったわけです。
大島の愛のコリーダ(1976)もそうですが、この手の日本映画のこちらでの受容のされ方がいまいちわかりません。しょっちゅうテレビでは放映されるし、地方の映画館でも年に2、3本は上映されたりして、やたらと人気があります。
たしかに《アダルトビデオ》とか、こちらで言う《Film X》とか、そういうものに比べたら手間もかかってるし様々な映像手法を駆使して作られてたりするので「これは単なるポルノじゃない!」とか言われたりするのもわかりますが、日本でにっかつロマンポルノが「よく見たら芸術作品だ」みたいな感じで見直されてたりするのとはちょっと状況が違うようにも思います。
フランスでもエマニエル夫人(1974)とか、フランス以外の欧米ものでもカリギュラ(1979)とか有名ですが、日本のやつのようにテレビで頻繁に放映されるほど人気があるわけではないようです。
なんかずーっと気になってたのでだらだらと書いてしまいましたが、ひょっとしたらフランス人の中では「Film érotique japonais」という一つのジャンルとして確立しているのかも知れません。「Manga」みたいにそのうち新しい言葉ができるのかも。。。
ちなみに「AlloCiné」というフランスの映画データベースサイトで生贄婦人のジャンルがなんと記載されているか調べてみたら、、、、、
Film Policier(刑事もの) でしたw
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アクセント
だいぶ前からいろんな言語のアクセントが気になっているのですが、フランス語のアクセントでは南の方が好きではあります。しかし、なんと言ってもいちばんのお気に入りはこれ。
自分の住まいの周りがこういうアクセントの人ばかりと言うのもありますが、慣れてくるとかなり心地の良いサウンドになって来ます。
で、日本に戻ったらフランス語なんて使い道ないし、英語をもう一度びしっと勉強し直さなきゃいけないかなと思いつつ、英語のいろいろなアクセントの動画を探してみたんですが、日本人のアクセントを真似たといわれる動画を発見。
これ、、、どうやっても普通の日本人はこんなにうまく英語をしゃべれないです。
日本人の英語はやっぱりこうでなくちゃ↓
まあアングロフォンには上の犬のやつみたいに聞こえるんでしょうな。
それはそうと、、、そのむかし、私のスウェーデン語はフィンランド人のアクセントだと言われたことがありますが、いったいそれってどういうやつなんでしょ・・・
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りとまねん!
ほんとはフットボールネタはここじゃないはずなんですが、なんか向こうもほったらかしだし、まずはこちらを活性化しようかと・・・
まだプレーオフは残ってますが、ワールドカップの欧州予選がひとまず終了しましたね。デンマークとかスロバキアなんてのが出場することになったので、今度のは少し楽しみがあるかなと。。残る希望はロシアとかボスニアとかその辺ですかねぇ。
それはそうと、また微妙な位置で出場を逃したフィンランドは、既に本戦出場の決まっていたドイツと最終戦で闘いましたが、1点先行して一矢を報いるかと思ったら、終了間際に同点に追いつかれるし、、、その辺がいまいち大きな大会に出場できない所以なのかもしれませんが。。
そんなことよりも、、、あいかわらず先生ががんばってました。
前のウェールズ戦なんて90分に交替でほとんどフル出場。終了間際に跡継ぎのエレメンコ・ジュニアと交替なんてところもなかなかシブいです。というか、アレクセイくんがいつまでたっても主力になれないかも。
まあとりあえず、、、次のユーロ予選でもがんばってもらいましょうか。。。
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Louise Ghegan & フランスにおける日本人のステレオタイプ
フランスの衛星・ケーブルチャンネルに、ホラーやアクションなどのファンタスティック系映画を放映する「CinéCinéma Frisson」というのがあります。このチャンネルは MultiThématiques という Groupe Canal+ 傘下の会社が運営してますが、映画に関してはこのチャンネルだけじゃなく、恋愛ものなどを放映する CinéCinéma Emotion とか、クラシック系の CinéCinéma Classic、カルト系の CinéCinéma Club なども運営しています。
各チャンネルにはそれぞれ案内役のようなキャラクターがいて、それぞれの映画が始まる前に、彼らが視聴者に対してこれから観ることになる映画を紹介します。CinéCinéma Frisson の場合は、ちょっとオリエンタルな雰囲気のある Louise Ghegan 嬢が担当してます。
公式サイトによればこの Louise 嬢はもともと歌も歌ったりする女優さんのようで、CinéCinéma Frisson でもこれから放映する映画の内容や雰囲気に合わせた紹介をしながら、なかなか芸達者なところを見せてくれます。例えば次の動画のような感じです。
これは、ロシア人の凄腕警官がアメリカにやってきて大活躍すると言う、アーノルド・シュワルツェネッガー主演の『レッドブル』(1998) の紹介ですが、Louise 嬢はロシア人の話すフランス語を真似ながら紹介しているというわけです。
では日本映画の場合はどうなのか。
少し前になりますが、三池崇史監督の『着信アリ』(2004) が放映されたときの事前紹介は以下の通り。
この場合はとくに日本人のアクセントを真似ながら紹介しているわけではありませんが、妙に浮かれてへらへら笑いながらピースサイン、、、まあこれがフランス人からみた日本女性のイメージということなのでしょう。
よく日本人は無表情でなにを考えているかわからないと西洋人には捉えられてるんじゃないかと逆に日本人は考えるところがありますが、最近の日本人のイメージはこんなものなのかもしれません。
んでもってなにがいいたいのかというと、、、
Louise 嬢は私のタイプとは全く違うのですが、数年この顔を見続けてきたら、最近はなんだかかわいく見えてきたなっと・・・
ま、どうでもいいことなんですけど。。。
それはそうと、、、はてなってDailymoton の動画は載せられないのかしら。
ほせ・めんどくさー
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かなり久々に・・・(ラムちゃんスタート)
ここの名前の由来はまた違いますが・・
スパムコメント処理のついで
とくにコメントがあるわけではないです。。
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70年代にテロルの根源あり?
約4年振りに日本に行って、こちらに戻ってからすでに1週間が過ぎてるんですが、今になってなんかムラムラとしてきたのでひとこと。。
久々の日本だったので、こちらでみることができていなかった映画をレンタルしてDVDで何本かみたのですが、主なものは以下の通り。。
日本で生活している方々にはいまさらの2本ではあると思いますが。。
「実録・・・」のほうは、こちらに戻ったら5月初めにパリで公開されていたことを知り驚きました。カイエ・デュ・シネマにも記事が数ページにわたって載ってました。まあこういうはなしはフランス人も好きだからあり得るか。。とりあえず、そちらの方のはなしはいずれどこかでするとして・・・
「20世紀少年」のほうは、原作も読んでいなかったので、マンガの方も読みつつみてみました。
マンガの雰囲気そのままに作ろうとする意気込みは感じますが、そっくりに作って情報量が減ってしまうならば、映画化する意味がなんかあるのでしょうか。そっくりにすることで原作のファンが楽しめるようなるのかもしれませんが、それ以外の人が全く理解できないのであれば、別にマンガのままでいいんじゃないですかね。
いろいろある映画作品を褒めることはあってもけなすことがほとんどない私にあって、とりあえずこの作品の映画化のテーマを個人的に考えてみるとすると、、、
「原作のテーマとかは別にして、とりあえず見栄えをそっくりに作りながら、7、8巻分を2時間強に収める試み」
、、、なんじゃないか、という結論に達しました。いちおう実験映画なのかな?
その試みがうまく行っているかどうかは考えないとして、、、この2本の映画って、よくよく考えたら似たようなお話なのですね。ケンジくんもちゃんと総括できていたら、テロリストとして生きることもなかったのかもしれません。
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